天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

2017年08月26日 観測天文学

春分点

天の赤道と黄道の交点の一つ。天の赤道を基準に考えれば、太陽が南から北へ移る点である。春分点は赤道座標系と黄道座標系の原点になっており、歳差まで考慮した春分点を平均春分点、章動までを考慮した春分点を真春分点と呼んでいる。春 […]

2017年08月26日 時と暦

ある天体から見た2天体の黄経または赤経の差が180°となるときを指す。地球中心から見た外惑星の方向が太陽からちょうど180°ずれた方向にあるときに使われることが多い。とくに、太陽と月の衝は望あるいは満月と呼ばれる(朔望も […]

2017年08月26日 時と暦

上弦

月の位相を参照。

2017年08月26日 時と暦

正午

視太陽時では太陽が南中するとき、平均太陽時では午前12時(お昼の12時)のこと。午後12時(真夜中、午前0時)は正子(しょうし)という。かつて十二支を使って時刻を表していたことに由来し、それぞれ午の正刻、子の正刻という意 […]

2017年08月26日 観測天文学

写真星図

夜空の星の分布を天域ごとに区切って写真撮影した天体写真地図集。パロマー山天文台の48インチシュミット望遠鏡を用いて1950-58年に赤緯-35度より北側の全天を大型写真乾板で撮影し、そのコピーが出版されたパロマー掃天写真 […]

2017年08月26日 理論

人工粘性

星間・銀河間などのガスの運動とその物理状態の時間変化(物理学では時間発展と呼ぶことが多い)は、粘性なし(非粘性)の流体力学の偏微分方程式でよく表される。コンピュータシミュレーションで、この方程式は、時間・空間両方に有限幅 […]

2017年08月26日 時と暦

秋分

黄道上で太陽の黄経(黄道座標系を参照)が180度になる時刻。9月23日頃。二十四節気の一つである。秋分の日には、太陽は真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる。二至二分も参照。

2017年08月26日 星間物質と星形成

準静的進化モデル

星生成シナリオの一つで、両極性拡散による長い時間スケールで分子雲コアが収縮し、星生成がゆっくり始まるという考え方。 分子雲コアが自己重力で動的に収縮できないように磁気圧で支えられていることを仮定している。 このモデルでは […]

2017年08月26日 理論

衝突系

重力多体系の中で、2体緩和による進化が本質的な系のことをいう。考える時間尺度と2体緩和時間を比較して、2体緩和時間の方が短くなる場合、系は衝突系となる。たとえば、典型的な球状星団の2体緩和時間は 109 年程度となり、宇 […]

2017年08月26日 理論

シミュレーション

コンピュータによる実験のこと。数値シミュレーションともいう。自然現象を記述する方程式系は多くの場合、常微分方程式や偏微分方程式であるが、しばしば多数の変数を含んでいたり、強い非線形性を持っていたり、複雑な境界条件の下にあ […]

2017年08月26日 観測天文学

主系列

恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列。太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いている。この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR […]

2017年08月26日 理論

質量移動(連星系の)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面 […]

2017年08月26日 理論

質量降着

天体へ周辺のガスが降着する現象をいう。 原始星は周辺の星間分子雲ガスが質量降着することで進化し成長する。また高密度星の連星系では相手の恒星(伴星)の表面のガスが高密度星に質量降着することでその質量を増加させたり、位置エネ […]

2017年08月26日 観測天文学

質量-光度関係(星の)

星の質量と光度の間に見られる関係。星の内部で発生したエネルギーが放射によって運ばれる場合には、光度L、質量M の間の関係は大ざっぱには L∝μ4M3/κ となる(μ はガスの平均分子量、κ は不透明度)。不透明度が電子散 […]

2017年08月26日 理論

質量放出

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1 […]

2017年08月26日 理論

シェーンベルグ-チャンドラセカール限界

主系列後の星のヘリウム中心核で、静水圧平衡がなりたち重力収縮をとめることができる限界質量のこと。星の中心部の核融合で水素が枯渇するとヘリウム中心核が形成される。この段階ではヘリウム中心核は核融合反応によるエネルギー発生が […]

2017年08月26日 理論

シェルバーニング

殻燃焼を参照。

2017年08月26日 時と暦

修正ユリウス日

ユリウス日を参照。

2017年08月26日 理論

重力熱力学

自己重力系に対する熱力学。通常の熱力学とは違う性質が現れる。たとえば自己重力系では熱を放出すると、収縮し重力が強くなってさらに収縮が進み、そのため温度が上がる。すなわち見かけ上、比熱が負となる。断熱壁に囲まれた自己重力ガ […]

2017年08月26日 理論

磁気流体力学

電磁流体力学を参照。  


Warning: Use of undefined constant post - assumed 'post' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/xs390629/astro-dic.net/public_html/wp-content/themes/astro-dic2023/archive.php on line 33

関連画像

画像をクリックすると拡大されます