グールドの帯
よみ方
ぐーるどのおび
英 語
Gould belt
説 明
夜空でめぼしい星を選ぶと、1つの大円上に集中する傾向がある。この大円は銀河面とは16°-20°傾いていて、ケフェウス座、とかげ座、ペガスス座、オリオン座、おおいぬ座、とも座、ほ座、りゅうこつ座、みなみじゅうじ座、ケンタウルス座、おおかみ座、さそり座を通る。これをグールドの帯という。太陽系から1キロパーセク(1 kpc=3000光年)程度までに分布する恒星が平面をなしているためである。銀河面と一致しないのは、太陽系を通る渦巻腕がなす面が銀河面に対して傾いているためだと考えられている。名前は、存在を指摘したグールド(B. Gould)にちなむ。
2024年02月21日更新
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