天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

シェル構造

 

よみ方

しぇるこうぞう

英 語

shell structure

説 明

一部の楕円銀河に見られる同心円状の貝殻のような構造で、リップル構造ともいう。その表面輝度は銀河本体よりもずっと低い。楕円銀河に矮小銀河が落ち込んで潮汐力によって壊され、細長く引き伸ばされてできたと考えられている。もしそうだとすれば、シェル構造を持つ楕円銀河はかつては相互作用銀河だったことになる。シェル構造を持つ楕円銀河は孤立した環境にあることが多い。周囲に大きな銀河があると、その銀河の潮汐力を受けてシェル構造が破壊されてしまうからかもしれない。特異銀河も参照。

2018年08月16日更新

問い合わせ
問い合わせ

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    記事タイトル (必須)

    [text* title]

    記事URL (必須)

    [text* url]

    お名前 (必須)

    [text* your-name]

    メールアドレス (必須)

    題名

    [text your-subject]

    メッセージ本文

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    楕円銀河 NGC 474を取り巻くシェル構造。
    (クレジット: Mischa Schirmer)。
    https://apod.nasa.gov/apod/ap071008.html