ピアッツィ
よみ方
ぴあっつぃ
英 語
Piazzi, Giuseppe
説 明
ピアッツィ(Giuseppe Piazzi;1746-1826)はイタリアの天文学者、神学者。しばしばピアッジ、ピアッチとも記される。最初の小惑星、ケレス(Ceres)の発見者。イタリア北部のポンテ・イン・ヴァルテッリーナに生まれ、ミラノ、ローマで学び、数学と天文学に傾倒し、これらの分野で博士号を取得した。1780年、シチリアのパレルモ・アカデミーの数学教授に就任しシシリー島に天文台を建設、パレルモ天文台長になった。ラムスデン製の新しい子午環で星表作りのため観測中の1801年1月1日に移動する恒星状天体を発見し、その観測報告がドイツに伝えられて、順行、逆行の様子から火星と木星の間にある新しい惑星であることがわかった。一度見失うが、その次の秋の回帰には、ガウス(C.F. Gauss)が最小二乗法を考案して軌道を計算し、無事再発見された。その後ケレスと同様な天体は続々発見され、ハーシェルの提案に従って、小惑星(asteroid)と呼ばれるようになった。ケレスはその中で最大のものである。
2024年08月13日更新
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