天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

回折限界

 

よみ方

かいせつげんかい

英 語

diffraction limit

説 明

点光源からの光が真空中で無収差の光学系により、幾何光学的には焦点の一点に集中するときでも、光の波動の性質に伴い実際にはある大きさに拡がる。その大きさは光の波長を $\lambda$、望遠鏡の口径を $D$ とすると、

$$1.22\frac{\lambda}{D}\,\,\,\, [ラジアン]= 2.52\times10^5\frac{\lambda}{D}\,\,\,\,[秒] $$

の角度の広がりをもつ。これを回折限界と呼ぶ。エアリーパターンも参照。レイリーの解像限界も同じ概念である。

2023年04月19日更新

問い合わせ
問い合わせ

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    記事タイトル (必須)

    [text* title]

    記事URL (必須)

    [text* url]

    お名前 (必須)

    [text* your-name]

    メールアドレス (必須)

    題名

    [text your-subject]

    メッセージ本文

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます