天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

2018年02月20日 理論

MHD

電磁流体力学を参照。

2018年02月20日 恒星

MK分類

現在最も広く用いられている星のスペクトル分類法。1900年代初頭に提唱されたハーバード分類(星の表面温度の高い順にO, B, A, F, G, K, Mの型に分類しさらにその中を0-9に細分)と、1940年代にヤーキス天 […]

2018年02月20日 原子・分子過程

Na D線

中性ナトリウム原子により吸収あるいは放出される可視光域のスペクトル線。 D1(589.594nm)とD2(588.997nm)の2本がある。ドイツの物理学者フラウンホーファー (J. von Fraunhofer)は太陽 […]

2018年02月20日 装置・施設・データベース

NED

カリフォルニア工科大学のジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)がアメリカ航空宇宙局(NASA)の協力のもとに運用している、天の川銀河(銀河系)外の天体(銀河、銀河団、活動銀河核など)に関 […]

2018年02月20日 理論

NFWプロファイル

ナバーロ(J.F. Navarro)、フレンク(C.S. Frenk)、ホワイト(S.D. M. White)の3人が1996年に提唱したダークマターハローが持つ普遍的な密度分布プロファイルの名前であり、3名の頭文字を取 […]

2018年02月20日 理論

N体シミュレーション

N個の粒子からなる重力多体系の運動方程式は $$ \frac{d^2{\boldsymbol{x}_i}}{dt^2} = \sum_{j=1,j\neq i}^N Gm_j \frac{\boldsymbol{x}_j […]

2018年02月20日 理論

N体問題

重力で相互作用する多数の粒子からなる系を重力多体系と呼ぶ。重力多体系の運動を考える問題がN体問題である。多体問題ともいう。天文学では惑星リング、惑星系、星団、銀河、銀河団などが重力多体系と近似でき、その進化がN体問題とし […]

2018年02月20日 原子・分子過程

[OⅢ]線

気相中にある2階電離した酸素原子が放出する禁制線。 許容線と呼ばれる通常の放射は電気的な双極子放射に対応していて放射性遷移確率が高いが、禁制線は電気四重極子や磁気双極子としての放射性遷移に対応しており、遷移確率が低い。し […]

2018年02月20日 星間物質と星形成

OBアソシエーション

散開星団ほどの密集度はなく、重力的にも束縛されず、比較的拡がった若い星の群がアソシエーションである。特に大質量星(O型星、B型星)が目立つ場合、OB アソシエーションと呼ばれ、巨大分子雲や電離水素領域の近傍に分布し、大規 […]

2018年02月20日 観測天文学

OH夜光

大気上層部高度90 km付近を漂うOH基が紫外線などにより励起され、振動回転遷移により発する輝線放射。波長1-2 μmにかけての近赤外線で非常に強く光り、地上からの近赤外線観測の妨げとなっている。夜天光、大気発光も参照。

2017年09月25日 人名

郭守敬

元朝時代、河北省出身の天文暦学者、水利事業家(1231 –1316)。元朝では従来から大明暦が使用されていたが、日月食の予報ははずれることが多くなり、世祖クビライは郭守敬、王恂らに命じて改暦事業を開始させた。郭守敬は主に […]

2017年09月25日 人名

ハーシェル, ジョン

英国の天文学者、数学者、化学者、写真術の開拓者、発明家(1792 - 1871)。多くの分野で業績を挙げた万能科学者と言ってよい。父親は天王星の発見などで知られたウィリアム・ハーシェルで、その妹で同じく天文学者のカロライ […]

2017年09月25日 人名

バービッジ, マーガレット

マーガレット・バービッジ(E.Margaret Burbidge 1919- 2020)はイギリス生まれのアメリカの天体物理学者。イギリスの大学を卒業した後、アメリカの大型望遠鏡で分光観測をする研究を望んだが、当時の女性 […]

2017年09月25日 太陽系

気候モデル

気候の構成要素である大気と海洋の中で起きるさまざまな事象を物理法則を基礎に定式化して, 気候を再現したり予測したりするコンピュータの中に作られた擬似的な地球のモデル(計算プログラム)。気候モデルでは、連続的に温度や密度な […]

2018年02月20日 恒星

O型星

ハーバード分類で表面温度の系列に属する最も高温の星。表面温度は∼45,000(K)以上。質量は太陽の約25-120倍。水素のバルマー線は無いか弱い。主な吸収線は電離ヘリウム線(HeII)、高電離の炭素(CIII)、窒素( […]

2017年09月25日 太陽系

気候変動

一般には、地球温暖化を指すことが多い。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期 […]

2017年09月25日 太陽系

地球温暖化

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期 […]

2018年02月20日 理論

Particle-in-Cellシミュレーション

プラズマ粒子の時間発展を解くシミュレーション方法の一つ。 粒子(particle)の運動に影響を与える電磁場の時間発展は格子(cell)を切った各格子点で計算されるためこのように呼ばれる。

2018年02月20日 恒星

P Cyg プロファイル

はくちょう座P星のスペクトルに見られるような輝線と吸収線が隣り合うスペクトル線の形状のこと。静止波長を中心とする強い輝線と短波長側にドップラー偏移した吸収線からなる。恒星からの高温ガスの流出(恒星風)があるときに観測され […]

2018年02月20日 理論

ppチェイン

4つの陽子(水素の原子核, p)から α(アルファ)粒子(ヘリウムの原子核)を合成する一連の水素燃焼反応(図および燃焼を参照)。陽子-陽子連鎖反応とも呼ぶ。 小質量の主系列星の主要なエネルギー源。図に示すようにpp I, […]


Warning: Use of undefined constant post - assumed 'post' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/xs390629/astro-dic.net/public_html/wp-content/themes/astro-dic2023/archive.php on line 33

関連画像

画像をクリックすると拡大されます

ppチェイン
*ppチェインの反応
岡村・家・犬塚・小山・千葉・富阪編『天文学辞典』、シリーズ現代の天文学別巻(日本評論社)p. 478