天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 人名

ガリレオ

イタリアの物理学者・天文学者(1564-1642)。ピサに生れピサ大学で医学を修めた。振子の等時性の発見など若い頃から物理学の研究にも従事、1589年にはピサ大学教授、1592年からはパドヴァ大学教授を務めた。1609年 […]

2017年08月26日 時と暦

秋分

黄道上で太陽の黄経(黄道座標系を参照)が180度になる時刻。9月23日頃。二十四節気の一つである。秋分の日には、太陽は真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる。二至二分も参照。

2017年08月26日 観測技術

光波結合器

光を干渉させるために2つの光波を重ね合わせる光学素子。 透過率と反射率がほぼ50%の半透鏡を用いる方法(マイケルソン型) や結像レンズの瞳の異なる部分に光を入射し焦点部で干渉させる 方法(フィゾー型)がある。干渉計も参照 […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

準静的進化モデル

星生成シナリオの一つで、両極性拡散による長い時間スケールで分子雲コアが収縮し、星生成がゆっくり始まるという考え方。 分子雲コアが自己重力で動的に収縮できないように磁気圧で支えられていることを仮定している。 このモデルでは […]

2017年08月26日 理論

衝突系

重力多体系の中で、2体緩和による進化が本質的な系のことをいう。考える時間尺度と2体緩和時間を比較して、2体緩和時間の方が短くなる場合、系は衝突系となる。たとえば、典型的な球状星団の2体緩和時間は 109 年程度となり、宇 […]

2017年08月26日 理論

シミュレーション

コンピュータによる実験のこと。数値シミュレーションともいう。自然現象を記述する方程式系は多くの場合、常微分方程式や偏微分方程式であるが、しばしば多数の変数を含んでいたり、強い非線形性を持っていたり、複雑な境界条件の下にあ […]

2017年08月26日 理論

差分法

微分方程式を数値的に解くための方法。差分法では、微分方程式に現れる微分を差分に近似することによって、微分方程式の解を数値的に求める。たとえば時間発展型の偏微分方程式の場合には、連続した時間と空間を有限個の離散的な点で表現 […]

2017年08月26日 時と暦

サロス周期

同じような状況の日食が起こる周期で、約6585.32日(18年と11日、ただしうるう(閏)年が5回あれば10日)である。単にサロスということもある。ほぼ18年を 周期として同じような日食が起こることは、既に紀元前600年 […]

2017年08月26日 理論

構造格子

すべての格子点が座標軸に沿って規則正しく並んだ計算格子。構造格子では、すべての格子点を配列を用いて表現することができる。たとえば2次元の場合には2個の整数の組み合わせ (i, j)を用いて格子点を表す。 同様に3次元の場 […]

2017年08月26日 理論

計算格子

差分法を用いて偏微分方程式を解くときに、物理量を割り当てる点の集まり。偏微分方程式の差分法では、空間に連続して分布する物理量を、細かい点に分割して計算する。この点は通常網の目のように分布しているので、点の集まりを計算格子 […]

2017年08月26日 理論

解適合格子

適合格子細分化法を参照。

2017年08月26日 観測技術

高速フーリエ変換

クーリー(J.W. Cooley)とチューキー(J.W. Tukey)によって1965年によって見いだされた、有限区間の離散フーリエ変換を計算機を用いて高速に行う算法のこと。有限区間に等間隔にN個の点を考え、そこでの関数 […]

2017年08月26日 観測天文学

主系列

恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列。太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いている。この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR […]

2017年08月26日 観測技術

広帯域フィルター

フィルターを参照。

2017年08月26日 理論

質量移動(連星系の)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面 […]

2017年08月26日 理論

質量降着

天体へ周辺のガスが降着する現象をいう。 原始星は周辺の星間分子雲ガスが質量降着することで進化し成長する。また高密度星の連星系では相手の恒星(伴星)の表面のガスが高密度星に質量降着することでその質量を増加させたり、位置エネ […]

2017年08月26日 観測天文学

質量-光度関係(星の)

星の質量と光度の間に見られる関係。星の内部で発生したエネルギーが放射によって運ばれる場合には、光度L、質量M の間の関係は大ざっぱには L∝μ4M3/κ となる(μ はガスの平均分子量、κ は不透明度)。不透明度が電子散 […]

2017年08月26日 理論

質量放出

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1 […]

2017年08月26日 理論

シェーンベルグ-チャンドラセカール限界

主系列後の星のヘリウム中心核で、静水圧平衡がなりたち重力収縮をとめることができる限界質量のこと。星の中心部の核融合で水素が枯渇するとヘリウム中心核が形成される。この段階ではヘリウム中心核は核融合反応によるエネルギー発生が […]

2017年08月26日 理論

シェルバーニング

殻燃焼を参照。


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