天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

2017年08月26日 理論

摂動

もともとは天体力学の用語であるが、それ以外の分野でも、平衡(安定)な状態に対するわずかな乱れを指す語として用いられる。 たとえば天体力学で惑星の運動を考える場合、太陽のほかに他の惑星や小惑星などの影響も考えねばならないが […]

2017年08月26日 理論

摂動力

摂動を参照。

2017年08月26日 観測技術

球面調和関数

特殊関数の一つで、ラプラスの演算子を3次元極座標 $(r,\theta,\phi)$ で表したときの角度部分の固有関数。一般に記号 $Y_l^m(\theta,\phi)$ で表される。(ラプラスの演算子はデカルト座標 […]

2017年08月26日 時と暦

赤道地平視差

地心視差を参照。

2017年08月26日 理論

制限三体問題

三体問題であるが、3つの質点のうちの1つが他の2つと比べてその質量を無視できる場合にこう呼ばれる。たとえばA、Bの2つの天体と質量が無視できるCがあるとする。CからのAとBへの万有引力による影響は無視できるので、AとBは […]

2017年08月26日 理論

尽数関係

天体の運動に関係して、ある周期とある周期が簡単な整数比になっていること。たとえば、月の自転周期と月の地球周りの公転周期は1:1の尽数関係にあるという。 海王星と冥王星の公転周期は2:3の尽数関係にある。これにより冥王星は […]

2017年08月26日 観測技術

静止軌道

地球の周りを回る人工衛星の公転周期は、地球中心からの距離が大きくなればなるほど長くなる(ケプラーの第3法則、ケプラーの法則参照)。ある特定の高度に人工衛星があると、その公転周期が地球の自転周期と一致することになる。このよ […]

2017年08月26日 理論

章動

太陽や月は時々刻々と位置を変えていくので、地球の自転軸は歳差のような大きな変動だけでなく、もっと短い周期で複雑な運動をしている。これが章動と呼ばれる運動で、平均の極の周りを振動するような現象である。18世紀のイギリスの天 […]

2017年08月26日 理論

章動楕円

天の極は平均的には歳差によって黄道の極の周りを約23.4°の大きさで約26,000年かけて運動しており、これを平均の極と呼んでいる。一方、短期的には、章動によって平均の極の周りを約9"の大きさで楕円のような形を描くように […]

2017年08月26日 理論

章動定数

元期J2000.0での、黄道傾斜における章動の主要項(月の昇交点 Ω によるもの)の係数。IAU1976天文定数系では9.2025"、IAU2000A歳差章動理論では9.2052331"、IAU2006歳差章動理論では9 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ケプラー衛星

太陽系外惑星探査を目的として、アメリカ航空宇宙局(NASA)により2009年3月6日に打ち上げられた衛星。特にハビタブルゾーンにある地球型惑星を発見し、地球型惑星の存在頻度、なかでも生命の存在する可能性のある惑星の頻度を […]

2017年08月26日 天文学史

島宇宙

現在の銀河を指す古い呼び名。ドイツの哲学者カント(I. Kant)による。1755年に出版された論文で、カントは、宇宙には星の集団が点在していると考え、その集団の一つ一つを大海に浮かぶ小島にたとえて島宇宙と呼んだ。ハーシ […]

2017年08月26日 理論

昇交点

天体の軌道が基準面と交差するところ。天体が基準面の南側から北側へ通過する方を昇交点、逆に北側から南側へ通過する方を降交点と呼ぶ。太陽の周りを回る天体の場合は黄道面を基準面とすることが多く、昇交点の黄経(昇交点黄経 Ω)を […]

2017年08月26日 理論

昇交点黄経

昇交点を参照。

2017年08月26日 観測技術

シーロスタット

2枚の平面鏡を組み合わせて、日周運動する天体を追尾するための仕組み。2枚のうち1枚は固定し、もう1枚を地球の自転軸に平行な軸(極軸)の周りに日周運動の半分の角速度(1時間に7.5°)で動かす。回転する鏡の角度を調整して、 […]

2017年08月26日 時と暦

順行

1.  公転・自転の順行 中心天体の周りを公転する天体の運動の方向が、中心天体の自転の方向と同じであるとき、その運動は順行であるといい、反対方向であるとき逆行であるという。たとえば、太陽系の惑星はすべて、太陽の自転と同じ […]

2017年08月26日 理論

周期摂動

摂動を参照。

2017年08月26日 時と暦

自転

天体がその重心を含む内部の軸の周りを回転すること。この軸を自転軸、1回転するのにかかる時間を自転周期と呼ぶ。惑星や衛星、小惑星、彗星など、太陽系天体のほとんどは自転をしている。これに対し、天体が系の重心の周りを回る現象の […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

グレートオブザーバトリーズ

アメリカ航空宇宙局(NASA)の衛星計画の名称。さまざまな波長でスペースから観測する次の4つの大型天文観測衛星を指す。1990年4月に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡(可視光線・紫外線・近赤外線)、1991年4月のコンプ […]

2017年08月26日 理論

三体問題

3つの質点が万有引力の相互作用でどのように運動するのかを調べる問題。三体問題は、特別な場合を除いて、一般的には解析的に解くことができないことが知られている。3つの質点の運動は一般的には非常に複雑になるが、数値計算などで調 […]


Warning: Use of undefined constant post - assumed 'post' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/xs390629/astro-dic.net/public_html/wp-content/themes/astro-dic2023/archive.php on line 33

関連画像

画像をクリックすると拡大されます