不確定性原理
よみ方
ふかくていせいげんり
英 語
uncertainty principle
説 明
量子力学の根幹をなす概念の1つ。1つの物理量の決定精度が向上すると、それに反比例して決定精度が原理的に劣化する物理量が1つ存在するという理論上の概念。1927年にドイツのハイゼンベルク(Werner Heisenberg)によって提唱された。このような物理量の対を、互いに共役であるといい、それら二つの決定精度の積は
ある粒子の位置
ここで、
このハイゼンベルクの不等式よりも精密な不等式が2003年に名古屋大学の小澤正直により提案され、小澤の不等式と呼ばれている。2009年に小澤の不等式の正しさが実験により証明された。
2025年01月15日更新
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