不確定性原理
よみ方
ふかくていせいげんり
英 語
uncertainty principle
説 明
量子力学の根幹をなす概念の1つ。1つの物理量の決定精度を向上すると、それに反比例して決定精度の限界が原理的に劣化する物理量が1つ存在するという理論上の概念。このような物理量の対を、互いに共役であるといい、その決定精度の限界の積は $\hbar=\frac{h}{2\pi}$ となる。共役関係にある物理量の例としては、粒子の位置と運動量、時間とエネルギー、角度と角運動量などがある。量子遷移に伴う線スペクトルが自然幅を持つのも、不確定性原理の直接の効果である。
2023年04月26日更新
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