天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 装置・施設・データベース

デイビッドダンラップ天文台

カナダのトロント郊外リッチモンドヒルにある天文台。デイビッド・ダンラップの遺志によるトロント大学への寄附をもとに、グラブパーソンズ社製の74インチ(188 cm)望遠鏡を擁して1935年に開設された。当時この望遠鏡はウィ […]

2017年08月26日 理論

天文定数系

天文学で用いられる定数をまとめた体系。天体暦を作るもとにもなる。IAU1964天文定数系、IAU1976天文定数系、IAU2009天文定数系などがある。 相対性理論(とくに光速度不変の原理)にもとづくと、時刻系によって時 […]

2017年08月26日 時と暦

天文薄明

薄明を参照。

2017年08月26日 時と暦

天頂

地平座標系を参照。

2017年08月26日 観測天文学

天の極

地球の自転軸が天球と交わる点のこと。北側の点を天の北極、南側の点を天の南極という。赤道座標系で赤緯が+90°と-90°になる点である。 天の極は長期的には歳差によって黄道の極を中心に約23.4°の大きさで約26,000年 […]

2017年08月26日 観測天文学

天の赤道

地球の赤道面が天球と交わる交線のことで、歳差と章動によって変動する。歳差まで考慮したものは平均赤道、歳差と章動を考慮したものは真赤道という。赤道座標系も参照。

2017年08月26日 時と暦

天測暦

暦(れき)を参照。

2017年08月26日 時と暦

天体位置表

暦(れき)を参照。

2017年08月26日 時と暦

天体暦

月、太陽、惑星、小惑星、恒星などの天体の位置を天体力学の理論に基づいて計算し、時刻の関数として表したもの。日本の代表的な天体暦は『天体位置表』であった。これは「航海暦編集の基礎となり、 また、精密天文・測地作業に必要な諸 […]

2017年08月26日 観測天文学

電磁波

電場と磁場の振動が互を誘導し合って空間を伝わる波のこと。荷電粒子が力を受けて加速度運動する場合や、原子中の電子のエネルギー状態が変化する際に発生する(スペクトルも参照)。電磁波は空間内で電場と磁場そのものが振動する現象で […]

2017年08月26日 時と暦

天球

観測者(自分)を中心として天体がそこに貼り付いているかのように見える仮想的な球面のこと。天体の位置を表す観点から天球面と言うことも多い。 月、惑星、太陽、恒星、銀河などの天体までの距離は非常に遠いため、夜空を見上げてもそ […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

デブリ円盤

おもに岩石や氷からなる破片やダストから構成される星周円盤。惑星形成時では微惑星同士の衝突、惑星形成後では惑星によって軌道を乱された小天体同士の高速衝突、あるいは彗星の蒸発などによってできると考えられている。惑星形成の初期 […]

2017年08月26日 理論

電磁流体力学

プラズマなど電気を伝えやすい流体を取り扱う流体力学。磁気流体力学と呼ばれることもある。また、MagnetoHydroDynamicsを略してMHDとも呼ばれる。 プラズマのような電離したガスの中では電流が流れ電気が伝わる […]

2017年08月26日 理論

天体分光学

天体を対象にした分光学。天体からの電磁波を波長あるいは周波数成分に分解して測定する(分光観測を行う)ことにより、その組成や温度のほか、観測者に対する視線速度などを測定することができる。分光観測の目的の一つは、天体からの電 […]

2017年08月26日 時と暦

定時法

日常生活の時刻を計るときに、昼夜を問わず1日を等しく分割した時間単位を用いる方法。明治5年の改暦以前の江戸時代に用いられていた、昼間と夜間で時刻を測る単位が異なる不定時法に対して用いられる用語。現在の日常生活で使われてい […]

2017年08月26日 理論

データベース天文学

さまざまな形式で保管され公開されている天文データベースやデータアーカイブを利用して行う天文学研究を指す。仮想天文台も参照。

2017年08月26日 銀河・銀河団

電波銀河

通常の銀河よりも強い電波を出している銀河。天の川銀河が出す電波強度がおよそ1037 erg s-1程度であるのに対して、電波銀河は1041~1046 erg s-1程度の電波を放射している。電波の放射源は活動銀河核(AG […]

2017年08月26日 理論

ディリクレ問題

楕円型の2階微分方程式、たとえば、 $$\frac{\partial^2 \phi(x,y)}{\partial x^2} + \frac{\partial^2 \phi(x,y)}{\partial y^2}=\rho […]

2017年08月26日 理論

デカルト格子

デカルト座標系 $(x, y, z)$ を用いた計算格子。

2017年08月26日 理論

適合格子細分化法

偏微分方程式を差分法を用いて解くとき、細かい格子が必要な部分だけに選択的に細かい計算格子を用い、それ以外の部分には粗い計算格子を用いる方法。AMR法と省略されることが多い。解適合格子と呼ばれることもある。細かい格子が必要 […]


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関連画像

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*適合格子細分化法におけるブロック構造格子の例。(a)はブロック構造格子(b)は自己相似形ブロック構造格子。
松本倫明「適合格子細分化法」、シリーズ現代の天文学第14巻、富阪・花輪・牧野編『シミュレーション天文学』12章 図12.1(日本評論社)