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対物プリズム

高

よみ方

たいぶつぷりずむ

英 語

objective prism

説 明

望遠鏡の先端部あるいは観測装置の入射瞳に置く低分散プリズムのこと。視野内のすべての天体の光スペクトルを一度に撮影することができる。シュミット望遠鏡でよく用いられる。対物分光も参照。

2018年09月17日更新

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    * 東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡の対物プリズムを装着する様子
    シリーズ現代の天文学第15巻、家・岩室・舞原・水本・吉田編『宇宙の観測I』第2版 口絵6(日本評論社)
    * 対物プリズムは鏡筒の先、補正板の直前に装着する。
    構造図の出典:木曽シュミットアトラス編集委員会「KISOシュミットアトラス」(丸善)