アインシュタイン半径
よみ方
あいんしゅたいんはんけい
英 語
Einstein radius
説 明
重力レンズ現象の強さを表す用語。遠方にある光源天体からの光の軌跡が、その視線上で手前にある別の天体(レンズ天体)の重力によって曲げられるときの、曲率半径をいう。対応する角度をアインシュタイン角度という。光源が点状ではなく広がっているときは、重力レンズによって円環状の像になる場合があり、光源と重力レンズ天体が正確に視線上にある場合は、重力レンズによる像は円環となる。これはアインシュタインリングと呼ばれる。アインシュタイン半径はこのリングの半径に対応する。一般に、重力レンズを起こす手前の天体の質量が大きいほど、アインシュタイン半径は大きくなり、光の曲がりが大きくなる。
2018年04月12日更新
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