セファイド
よみ方
せふぁいど
英 語
Cepheid
説 明
脈動変光星の一種。セファイド変光星あるいはケフェウス座𝛅型変光星ともいう。中質量星がヘリウム燃焼段階にセファイド不安定帯を横切る際に起こる外層の脈動により変光する。多くは星全体が膨張、収縮する基準振動をしているが、なかには半径方向のある位置に動かない節を持ち、その片側では膨張し反対側では収縮するような倍振動を示すものもある。周期は1-200日程度で、光度曲線は周期とともに極大の幅や数、増光時や減光時のこぶ状の変化などの形の違いを示す。これらの光度曲線の特徴はヘルツシュプルング系列と呼ばれる。セファイドはその周期-光度関係により、宇宙の標準光源として利用されている。セファイドは種族Iの1次距離指標である。ただし、周期-光度関係を利用するには星の金属量や星間吸収の影響を補正する必要がある。セファイドループも参照。
2020年01月04日更新
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