(u, v)面
よみ方
ゆーぶいめん
英 語
(u,v)-plane
説 明
開口合成型電波干渉計で観測する際に、画像の空間フーリエ成分をどこまで測定するかを示すための仮想的な面のこと。干渉計を構成するアンテナのうち、ビジビリティを測定する組に対応する基線をベクトルとして、対象天体からの視線と垂直な面に投影したもの。赤経方向と平行な東西成分を u 成分、赤緯方向と平行な南北成分を v 成分として扱うので、(u,v) 面または (u,v) 平面と呼ぶ。長さの単位には観測波長を用いる。ビジビリティは基線に1つにつき1つずつ得られるので、(u,v) 面上の1点ごとにビジビリティの測定値が得られることになる。複素ビジビリティの位相は、理想的には2つの受信信号の幾何学的遅延で生じるので、(u,v) 面上での測定点の分布は、取得する空間周波数成分の分布を表すことになる。
2023年05月09日更新
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