SN1987A
よみ方
えすえぬいちきゅうはちななえー
英 語
SN1987A
説 明
1987年2月23日に大マゼラン雲中で発見された超新星。B0.7~B3型星がII型超新星爆発を起こしたものと考えられている。爆発時の最大光度は絶対等級で MV=-15.9 等とされ、見かけの等級でも2.6等に達した。望遠鏡発明以来、最も太陽系に近いところで発見された超新星爆発であり、さまざまな観測結果から超新星爆発についての理論が大きく見直されることになった。また、SN1987Aから爆発時に放出されたニュートリノがカミオカンデで検出され、これが世界初の太陽系外天体からのニュートリノ観測となった。この業績を含むニュートリノ天文学の開拓に対して小柴昌俊東京大学名誉教授が2002年のノーベル物理学賞を受けている。
超新星はその英語の頭文字SNに続き、発見年の西暦、発見順の大文字のアルファベット1文字(A-Z)が付された名前で呼ばれ、27個目以降はアルファベット1文字に代わりaa,ab,$\cdots$,az, ba,bb,$\cdots$,bzのように小文字のアルファベット2文字が付される。SN1987Aは1987年で最初に発見された超新星である。これで生じた超新星残骸もSN1987Aと呼ぶ。
2023年04月18日更新
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