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シェーンベルグ-チャンドラセカール限界

 

よみ方

しぇーんべるぐちゃんどらせかーるげんかい

英 語

Schönberg-Chandrasekhar limit

説 明

主系列後の星のヘリウム中心核で、静水圧平衡がなりたち重力収縮をとめることができる限界質量のこと。星の中心部の核融合で水素が枯渇するとヘリウム中心核が形成される。この段階ではヘリウム中心核は核融合反応によるエネルギー発生がないので、重力収縮が起こる。この収縮を止めるにはヘリウム中心核が密度勾配だけによる圧力勾配で支えられる必要があるが、これが可能なのはヘリウム中心核の質量が星全体の約10%よりも小さい場合である。この限界質量を超えるとヘリウム中心核の重力収縮が続き、すぐ外側の水素燃焼殻での核融合(殻燃焼)が活発になって星は膨張し、赤色巨星に進化していく。燃焼も参照。

2023年01月16日更新

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