再結合期
よみ方
さいけつごうき
英 語
recombination epoch
説 明
宇宙の初期には温度が高かったため、ほぼすべての原子は電離している。原子核と電子は結合してもすぐに高エネルギーの光子により分解されてしまうからである。宇宙膨張により宇宙の温度が低下すると、高エネルギーを持つ光子の数が減り、原子核と電子が結合して中性原子がつくられるようになる。このように原子の中性化が起きる時期のことを再結合期という。宇宙初期の元素は水素原子が大半を占めている。そこで宇宙の再結合期とは水素の中性化が起きる時期を指すことが多い。ただし再結合期の宇宙の温度は 3500 K 程度であり、水素のイオン化エネルギーに対応する13.6 eV
2023年05月14日更新
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