H-IIAロケット
よみ方
えいちにえーろけっと
英 語
H-IIA rocket
説 明
現在の日本の人工衛星の打ち上げに用いられる主力大型ロケットで、日本初の純国産H-IIロケットの改良型。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した。1段目と2段目ともに液体燃料ロケットエンジン(LE-7A、 LE-5B)を用いており、搭載するペイロード(人工衛星や探査機などの打ち上げ目的部分)の質量に応じて、固体ロケットブースタ(SRB-A)や固体補助ロケット(SSB)を追加する。静止トランスファ軌道(静止軌道への準備軌道)への打ち上げ能力は3.8-6.0t。フェアリング(先端のカバー)を含んだ本体(ブースターなどを除く)の直径は4m、全高は53mである。13号機から打ち上げは三菱重工業が行っている。天文関係の近年の打ち上げとしてでは、小惑星探査機はやぶさ2探査機(26号機)、X線天文衛星ASTRO-Hひとみ(30号機)などが利用し、赤外線天文衛星SPICAなどが利用を予定している。M-Vロケットも参照。
ホームページ:http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2a/
2019年02月06日更新
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