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距離指標関係式

 

よみ方

きょりしひょうかんけいしき

英 語

distance indicator relation

説 明

銀河の距離の推定に用いられる、銀河の観測量の間の経験的な相関関係。距離に依存して変わる観測量(見かけの明るさや大きさ)と距離に依存しない観測量(回転速度や色)の間に強い相関があれば、距離指標関係式になる。渦巻銀河の明るさと中性水素21cm線の速度幅(回転速度の2倍に相当)の間の相関であるタリー-フィッシャー関係や、楕円銀河の明るさと速度分散の間の相関であるフェイバー-ジャクソン関係及びその発展形であるDn-σ関係などが知られている。距離指標関係式はあくまでも経験則であり、どの銀河に対しても普遍的に成り立つ保証はない。その意味で、セファイドの周期-光度関係などの1次距離指標よりも信頼性は劣る。

2024年01月11日更新

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    * 距離指標関係式の一つであるタリー-フッシャー関係の概念図。渦巻銀河に対して適用できる。