ケレス
よみ方
けれす
英 語
Ceres
説 明
セレスと表記されることもある。1801年にイタリアのピアッツィ(G. Piazzi)によって発見された最初の小惑星。ただし、2006年の国際天文学連合(IAU)総会の決議によって現在では準惑星にも分類されている。小惑星帯にある最大の天体で直径は約950 km。
平均密度は2.2 g cm-3で、岩石と氷の混合物からできていることを示している。内部構造は、岩石コアと氷と岩石が混合したマントルに分化している。表面には、液体の水と岩石の反応でできる含水鉱物や炭酸塩の他に、岩石の20%にもなる大量の有機物が存在する。これらのことは、ケレスにかつて全球的な地下海が存在したことの証拠と考えられている。
2025年01月08日更新
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