バーナード
よみ方
ばーなーど
英 語
Barnard, Edward Emerson
説 明
バーナード(Edward Emerson Barnard;1857- 1923)はアメリカの天文学者。テネシー州ナッシュビルに生まれ、9歳から写真スタジオで働き始め、1880年代、篤志家の援助を受けながら8個の新彗星を発見するとともに、1883年にバンダービルド大学の附属天文台観測員となり、同大学に学んだ。1887年に学部卒の資格を得、翌年ハミルトン山に完成したリック天文台員となった。長時間露光による写真観測法を取り入れて天の川を撮影したり、暗黒星雲やグロビュール等やバーナードループ(1894年)をはじめとする淡い星雲を検出するとともに、木星の第5衛星(アマルテア)を発見(1892年)した。
40インチ(102cm)屈折望遠鏡の建設中の1895年、シカゴ大学ヤーキス天文台に移り、以後亡くなるまで28年間を過ごした。ヤーキス天文台では恒星の位置観測も行ない、大きな固有運動で有名なバーナード星を発見(1916年)している。1897年に王立天文学会ゴールドメダル、1917年にブルース・メダルを受賞。
参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/edward-e-barnard
2024年09月01日更新
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