バブコック
よみ方
ばぶこっく
英 語
Babcock, Harold Delos
説 明
ハロルド・バブコック(Harold Delos Babcock; 1882-1968)はアメリカの天文学者。カリフォルニア大学バークレー校を卒業し、ウィルソン山天文台で1907年から1948年まで研究した。後期には息子のホーレス・バブコック(Horace W. Babcock; 1912-2003)もウィルソン山天文台に勤務し、二人は太陽観測用のブルース望遠鏡や塔望遠鏡を用いて、協力して太陽の磁場を観測した。1953年にホーレスがゼーマン効果を利用して太陽表面の磁場を観測する太陽マグネトグラフを発明し、それを用いて二人は太陽表面磁場の分布図を描いて、太陽の磁場が周期的に反転することを発見した。また恒星にも強い磁場を持つものがあることを発見した。ホーレスはまた、1953年に補償光学の可能性を初めて指摘した。ハロルドは1953年に、ホーレスは1969年にブルース・メダル受賞。
参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/harold-babcock
2024年10月07日更新
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