星間磁場
よみ方
せいかんじば
英 語
interstellar magnetic field
説 明
星間空間に存在している磁場を指す言葉。その強度は中性水素の波長21cmの輝線(HⅠ輝線)のゼーマン効果などで測ることができる。磁場ベクトルの方向については、磁力線によって整列した星間ダストによる吸収や放出光の偏光を観測することで推察できる場合がある。高エネルギー電子が多数存在する場所では、それらが発するシンクロトロン放射の偏光により磁力線の方向がわかる。天の川銀河(銀河系)の円盤部にある太陽系近傍と同様な空間では星間磁場は平均的に数マイクロガウス程度の強度を持つと考えられている。星間媒質、星間偏光も参照。
2018年04月18日更新
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