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すざく衛星

 

よみ方

すざくえいせい

英 語

Suzaku X-ray satellite

説 明

日本の5番目のX線天文衛星。伝説上の神鳥であり宇宙の守護神でもある朱雀が名前の由来である。 2005年7月10日に内之浦宇宙空間観測所よりM-Vロケット6号機により打ち上げられた。高度約570 km、軌道傾斜角31度のほぼ円軌道に載って、周期96分で地球を1日に約15周して観測を行った。
5台のX線望遠鏡と、その焦点面にX線マイクロカロリメータ(X線分光器)1台、4台のX線CCDカメラ、そして非結像の硬X線検出器を搭載した。X線マイクロカロリメータは打ち上げ後まもなく、冷媒が枯渇し機能が停止した。残りの検出器で観測し、銀河団の外縁部の観測に成功し、塵やガスに埋もれたブラックホールを発見するなど多くの成果を出した。2015年に約10年間の運用を終えた。
ホームページ:https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/past/suzaku.html

2022年07月03日更新

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    すざく衛星の外観(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所)
    * すざく衛星の内部構造
    小山勝二・満田和久「X線の観測」、シリーズ現代の天文学 第17巻、井上・小山・高橋・水本編『宇宙の観測III』1.1節、図1.16(日本評論社)