天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

ヤーキス分類

 

よみ方

やーきすぶんるい

英 語

Yerkes classification

説 明

銀河を見かけの形によって分類する形態分類の一つ。ヤーキス天文台のモルガン(W.W. Morgan)が提案した。光の中心集中度が第1のパラメータで、最も集中度の低い銀河(主に不規則銀河)をa、最も高い銀河(主に楕円銀河)をkなどとした。第2のパラメータは形で、渦巻(S)、棒渦巻(B)、楕円(E)、不規則(I)、回転対称 (D)ほか、などとした。第3のパラメータは扁平度で完全な円から最も扁平なものまで1から7までの整数で表した。たとえばアンドロメダ銀河(M31)はkS5となる。現在ではあまり使われていない。ただし、現在でも多用されるcD銀河やk+a銀河などの起源はヤーキス分類にある。ハッブル分類も参照。

2019年10月07日更新

問い合わせ
問い合わせ

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    記事タイトル (必須)

    [text* title]

    記事URL (必須)

    [text* url]

    お名前 (必須)

    [text* your-name]

    メールアドレス (必須)

    題名

    [text your-subject]

    メッセージ本文

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます