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ティップ-ティルト鏡

 

よみ方

てぃっぷてぃるときょう

英 語

tip-tilt mirror

説 明

地上望遠鏡で観測する場合、大気ゆらぎによる天体像の重心位置の移動を補正するために用いられる小型の鏡。振動鏡という場合もある。鏡の向きを高速で変化させられる仕組みを持っており、天体像の重心位置を高速で測定した結果をフィードバックして鏡の向きを高速制御(100 Hz程度)し、天体像が揺れ動かないようにして解像度を上げる。この方法は、補償光学の最も低次のモードである。ティップ-ティルト鏡として、望遠鏡の副鏡や第3鏡を用いる場合もあるが、観測装置の中に専用の鏡を用意する場合もある。

2018年03月06日更新

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