天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2018年12月22日 理論

中性子

陽子とともに原子核を構成する電気的に中性の粒子。中性子と陽子を合わせて核子ということがある。質量は約 kgで陽子よりわずかに大きい。中性子は原子核中では安定であるが、自由な中性子は平均寿命約15分で陽子に崩壊し、電子と反 […]

2018年10月03日 理論

潮汐ロック

共通重心の周りを公転している二つの天体の一方または両方が、潮汐の影響により自転周期と公転周期が等しくなっている状態を指す言葉。同期自転とも言う。この状態では、天体が常に相手に同じ面を向けて回転する。もっとも身近な例は地球 […]

2018年09月29日 高エネルギー現象

中性子星連星

中性子星を含む連星系。両方の星が中性子星である二重中性子星連星も含むほか、主星が中性子星であって、伴星がブラックホール、白色矮星から通常の恒星である連星まで幅広い連星系に対して用いられる。X線連星系も参照。

2018年08月12日 太陽系

地球接近天体

小惑星、彗星、流星体(流星を参照)など太陽系小天体のなかで、近日点距離が1.3 (au は天文単位)以下で地球軌道に接近する軌道を持つ天体の総称。地球近傍天体、近地球天体などと呼ばれることもある。また、英語の頭文字をとっ […]

2018年02月21日 理論

超ひも理論

超弦理論を参照。

2017年11月12日 観測天文学

中間赤外線

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。

2017年09月25日 太陽系

地球温暖化

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期 […]

2017年08月27日 その他

中性水素原子

水素は、陽子1個からなる原子核の周囲をもつ原子に対応する元素であり、質量は kgである。元素記号はH。中性状態では原子核1個に電子1個が結合しており、これを、電離した水素原子に対して、中性水素原子と呼ぶ。中性水素原子に1 […]

2017年08月27日 人名

チャンドラセカール

インド出身のアメリカ天体物理学者(1910-95)。ラホール(パキスタン)生れ、インドの大学を卒業後、奨学金を得てケンブリッジ大学に留学、ファウラー(W. A. Fowler)に師事した。1933年に学位取得、この間、デ […]

2017年08月27日 装置・施設・データベース

チャンドラ衛星

(Chandra X-ray Observatory) 1999年7月にアメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げたX線天文学 衛星で、スペースシャトルにより軌道に投入されたグレートオブザーバトリーズ(Great Obse […]

2017年08月27日 時と暦

中央標準時

協定世界時+9時間で定められる日本の標準時を法律上は中央標準時、一般には日本標準時(JST: Japan Standard Time)と呼ぶ。後者(JST)が広く用いられている。もともと時刻は平均太陽時に代表されるように […]

2017年08月27日 理論

チャンドラセカール限界質量

縮退した絶対零度の電子の圧力により支えられる恒星(白色矮星)の上限質量。この質量は白色矮星に限らず星の進化を司る重要な値であることが認められ、1983年に発見者のチャンドラセカール(S. Chandrasekhar)にノ […]

2017年08月27日 理論

中心力

古典力学における概念で、質点(質量のみを持ち大きさが無視できる仮想の物体)の受ける力が、常に一つの点(原点)を通る向きで、大きさが原点と質点の距離のみによって決まるような力をいう。中心力による運動では、力学的エネルギーと […]

2017年08月26日 太陽系

チャンドラー揺動

極運動の代表的な成分。地球のような回転楕円体の理論的な自由回転運動は約300日周期のオイラー運動であるが、地球は完全な剛体でないため、実際に観測されるのは430日程度の周期(チャンドラー周期)のチャンドラー揺動となる。1 […]

2017年08月27日 原子・分子過程

中性鉄K????線

まったく電離していない電気的に中性の鉄原子1個には26個の電子があるが、そのうち、最も原子核に近く最もエネルギー準位が低い電子軌道をK殻、次に近い2番目にエネルギー準位が低い電子軌道をL殻と呼ぶ。K殻には電子が2個まで、 […]

2017年08月27日 理論

中性子星

原子から構成される通常の恒星と異なり、中性子を主成分とする天体。 中性子星は、約以上(は太陽質量)の重い恒星が進化の最終段階で起こす超新星爆発の残骸として中心にできる高密度星、縮退星と考えられている。収縮しようとする自己 […]

2017年08月27日 原子・分子過程

中性子捕獲

原子核が1個または複数の中性子を捕獲して、より重い原子核に変わる反応。熱核融合反応では作ることができない鉄より重い元素(超重核)は、恒星の内部のs過程や、重力崩壊型超新星爆発の際のr過程と呼ばれる中性子捕獲反応で合成され […]

2017年08月27日 観測天文学

中性子捕獲元素

鉄より重く、中性子捕獲とベータ崩壊の繰り返しにより形成される元素。中性子捕獲元素の形成過程にr過程とs過程の2種類がある。中性子捕獲がベータ崩壊に比べ速く(rapid)進行するのがr過程、遅く(slow)進行するのがs過 […]

2017年08月27日 観測天文学

中性水素原子ガス

星間ガスの主要な3成分のうちの1つで、中性水素原子からなるガス。HIガスともいう。星間空間では典型的には数密度が数個cm-3程度で温度は100 K程度である。天の川銀河では水素分子ガスに比べると、中心から離れたところに分 […]

2017年08月27日 銀河・銀河団

中心分子雲帯

天の川銀河の中心付近にある分子ガス雲の複合体。英語の頭文字からCMZ(しーえむぜっと)と呼ぶことも多い。銀河面に沿って、中心から半径200~300パーセク(200~300 pc=1000光年)程度の範囲に数十pcの厚さで […]

関連画像

CS輝線によるCMZの様子
天の川銀河中心付近の分子ガスの天球分布。野辺山45m電波望遠鏡で坪井らが観測した一硫化炭素分子(CS)輝線による画像。銀経-1°
複数の電波輝線強度を比較することで推定された、銀河面と垂直方向から見下ろしたCMZの分子ガス分布。太陽系は図のy軸下方の-8500pcに位置する。Sawada et al., 2004, MNRAS, 349, 1167より。