天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2018年02月20日 原子・分子過程

オージェ電子

原子の内殻と外殻のエネルギー差に等しいエネルギーを、さらに外側の殻にいる電子が獲得して、原子外に飛び出す現象をオージェ効果というが、この際に放出された電子をオージェ電子という。名称は物理学者オージェ(Pierre Aug […]

2018年02月20日 装置・施設・データベース

オーストラリア電波望遠鏡国立施設

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の天文宇宙科学部門が運営している電波望遠鏡施設群の総称。英名の頭文字を採ってATNFと表記することもある。4つの観測施設を持ち、パークス64 m電波望遠鏡を有するパークス天 […]

2018年02月20日 その他

OH

水素原子1個が酸素原子1個と結合したヒドロキシ基(水酸基)に対応するラジカルであり、ヒドロキシルラジカルと呼ばれる。星間空間のOHは1963年に米国のワインレブ(S. Weinreb)らが発見した。OHの基底状態は不対電 […]

2018年02月20日 観測天文学

OHメーザー

メーザーを参照。

2018年02月20日 観測技術

オートコリメーション

光学系の調整方法の一つ。カメラや望遠鏡などの結像光学系の光軸と、光軸上の反射面の法線方向を一致させるときに用いる。無限遠に調整した結像光学系の焦点面に点光源を置くと、光源からの光は平行光となってその光学系から出ていく。こ […]

2018年02月20日 人名

オールト

オランダの天文学者(1900-92)。フリースランドのフラネカー生れ。グローニンゲンでカプタイン(J.C. Kapteyn)のもとで大学教育を受け、学位論文は高速度星について書いた。1935年にライデン大学天文台の教授に […]

2018年02月20日 銀河・銀河団

オールト定数

天の川銀河(銀河系)の回転に由来する、太陽系周辺の恒星の系統的な運動を表す式に登場する2つの定数のこと。オールト(J.H. Oort)が定式化したのでこの名前がついた。天の川銀河の円盤部のすべての天体が銀河中心の周りを円 […]

2018年02月20日 装置・施設・データベース

オズマ計画

アメリカの天文学者ドレイク(F. Drake)によって1960年に、ウェストバージニア州グリーンバンクにあるアメリカ国立電波天文台で始められた世界初の地球外知的生命探査(SETI)プロジェクト。ドレイクは口径26 mの電 […]

2018年02月20日 太陽系

オゾン層

成層圏中に微量に存在するオゾン(酸素原子3個からなる分子で分子式はO3)の層のこと。濃度が最大となるのは高度約20 kmあたりである。太陽から届く紫外線の大部分はオゾン層で吸収されるので、人体や他の生命に有害な紫外線はほ […]

2018年02月20日 人名

小田稔

日本の宇宙物理学者(1923-2001)。札幌市出身、大阪帝国大学物理学科を卒業後、同大学助手、大阪市立大学助教授、1956年に東京大学原子核研究所に移る。実験物理学からスタートして電波天文学に転向、1953年マサチュー […]

2018年02月20日 恒星

おとめ座W星型変光星

脈動型変光星の一種で、種族 IIの天体。タイプIIセファイドともいう。HR図上では主系列から赤色巨星に向かう赤色巨星分枝にあたり、セファイドよりも主系列に近い。セファイドと同じように周期-光度関係を持つが、同じ変光周期の […]

2018年02月20日 銀河・銀河団

おとめ座銀河団

おとめ座の方向に見える銀河団。太陽系からの距離は約18メガパーセク(18 Mpc=5900万光年)であるが、10-25メガパーセクの範囲にほぼ視線に沿って細長い領域に銀河が分布している。銀河団としては最も近いため、12等 […]

2018年02月20日 観測技術

オフセットパラボラ光学系

軸外し光学系を参照。

2018年02月20日 観測技術

オフナー光学系

3枚の球面反射鏡を組み合わせた1対1再結像光学系。第1反射鏡(M1)と第3反射鏡(M3)は同一の凹球面鏡の一部となっており、第2反射鏡(M2)は第1、第3反射鏡と同心の凸球面鏡でその曲率半径は第1、第3反射鏡の半分である […]

2018年02月20日 装置・施設・データベース

オポチュニティ

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、マーズエクスプロレーションローバー計画で火星に送った二つの火星着陸探査車(マーズローバー)の一つ。もう一つはスピリット。火星表面の地質を観察して岩石を分析した。 2003年7月7日に打ち […]

2018年02月20日 星間物質と星形成

オリオンBN-KL天体

1965 年、エリック・ベックリン(Eric Becklin)とノイゲバウアーによりオリオン大星雲中に発見された波長 2μm の近赤外線で明るく輝く点源(BN 天体)。 彼らは1967 年までに1.6μm から10μm […]

2018年02月20日 その他

オルソ水素

水素分子には、2つの原子核(陽子)の核スピンの向きが揃っている場合と反平行の場合の2種類の状態が存在する。 揃っているものをオルソ水素(オルト水素ということもある)、反平行の場合をパラ水素と呼ぶ。 2つの状態間の変換は核 […]

2018年02月20日 人名

オルバース

オルバース(Heinrich Wilhelm Matthaeus Olbers;1758-1840)はドイツの医者、天文学者。ゲッチンゲン大学で医学を修め医学博士号を得たが、若い頃から天文学も独習した。1786年頃から天 […]

2018年02月20日 観測天文学

オルバースのパラドックス

宇宙が膨張しておらず(静的で)無限の大きさを持っているとすれば、無限遠方まで見ればどの方向を見ても星が空を覆い尽くして空の表面輝度は星の表面と同じになり、空は夜でも昼間のように明るいはずだが実際にはそうなっていない。これ […]

2018年02月20日 観測天文学

OTF

1. 光学伝達関数を参照。 2. オンザフライマッピングの略。ラスタースキャン観測も参照。


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