天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2023年11月16日 理論

ゲージ粒子

ゲージ相互作用(ゲージ理論を参照)によって素粒子間に働く力を媒介する粒子のこと。ゲージボソンとも呼ばれる。スピン1を持つボース粒子であり、ベクトル場によって記述される。素粒子の標準模型のゲージ粒子には、電磁気力(電磁相互 […]

2022年01月10日 太陽系外惑星

ケプラー惑星

アメリカ航空宇宙局(NASA)のケプラー衛星が発見した太陽系外惑星のこと。一般に、トランジット法による太陽系外惑星の検出では偽陽性である場合も含まれるので、追加観測などによる確認が必要である。ケプラー衛星が発見した惑星候 […]

2019年10月06日 銀河・銀河団

形態分類

見かけの形状に基づいて銀河を分類する手法。銀河研究の初期から、写真乾板に写った銀河の画像を熟練した天文学者がルーペなどで詳細に観察して分類体系を提案してきた。この手法による形態分類が行われた銀河は1万個に満たない。 19 […]

2019年05月11日 観測技術

蛍光

励起状態にある物質は、電磁波を放出して、やがて基底状態にもどる。このときに放射される電磁波を蛍光という。励起が終わると直ちに発光が終わるものを蛍光、しばらくの間発光が続くものを燐(リン)光と呼んで区別することもある。シン […]

2018年02月20日 原子・分子過程

K殻電子捕獲

原子核の放射性崩壊の一種で、原子のK電子殻(最も内側の軌道)にある電子が原子核に取り込まれ、原子核内の陽子と反応して中性子となり、同時に電子ニュートリノが放出される。この過程では、質量数は変化せず原子番号が一つ減少する。 […]

2017年08月26日 宇宙の進化

K補正

遠方の銀河に対する距離指数決定には、K補正、E補正、減光補正の3つの補正項が必要となる。K補正は、異なる赤方偏移の銀河のスペクトルエネルギー分布を比較する際に、観測波長に対応する静止波長が赤方偏移に依存するため、天体の予 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

KPNO

キットピーク国立天文台を参照。

2017年08月26日 原子・分子過程

K殻電離

原子構造で、原子核に最も近くエネルギー準位が最も低い(結合エネルギーが最も高い)電子軌道をK殻と呼ぶ。ここには電子が2個まで存在することができる。この電子が原子から離れ、電離が進むこと。天文学では、鉄に対して呼ぶことが多 […]

2017年08月26日 恒星

K型星

ハーバード分類で表面温度の系列に属し、G型星よりも低温の星。表面温度は~5,300(K)。質量は太陽の0.8倍程度。水素のバルマー線は非常に弱い。中性金属線、CH、CN分子の吸収線が顕著になる。例、アークトウルス K2。 […]

2017年08月26日 太陽

Kコロナ

連続光で観測される太陽コロナ。コロナ(太陽の)、Eコロナも参照。

2017年08月26日 太陽系

ケンタウルス族

小惑星の族一つの名称。木星の軌道の外側にあり、他の巨大惑星である土星、天王星、海王星のどれかと軌道交差する氷天体(小惑星)のグループをケンタウルス族と呼ぶ。ケンタウルス族は太陽系外縁天体が摂動を受けて軌道が内側に移動した […]

2017年08月26日 太陽系

ケレス

セレスと表記されることもある。1801年にイタリアのピアッツィ(G. Piazzi)によって発見された最初の小惑星。ただし、2006年の国際天文学連合(IAU)総会の決議によって現在では準惑星にも分類されている。小惑星帯 […]

2017年08月26日 太陽系

原始太陽

約46億年前、まだ原始星段階にあった太陽のこと。中心部の温度は水素の核融合反応を起こすには足りず、収縮によって重力エネルギーを解放することで輝いていた。

2017年08月26日 太陽系

原始太陽系円盤

太陽系を生む元になった原始惑星系円盤。

2017年08月26日 太陽系

原始太陽系星雲

太陽系を生むもとになった星間分子雲のこと。原始太陽系円盤と同じ意味で用いられることが多い。  

2017年08月26日 太陽系

原始地球大気

成長する原始地球で原始大気ができる過程は2つのものが考えられる。1つは、原始惑星系円盤のガス中で地球が成長する場合で、火星サイズを越えると重力で引きつけたガスによる水素を主成分とした大気(一次大気)ができる。もう1つは、 […]

2017年08月26日 太陽系外惑星

系外惑星

太陽系外惑星 のこと。「系外惑星」という呼び名も広く用いられる。なお、英語では exoplanet と呼ばれることも多い。

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ケック望遠鏡

アメリカのハワイ島マウナケア国際天文台にある有効口径10mの2台(Keck-I, Keck-II)の望遠鏡。カナリー大型望遠鏡に次ぐ世界第2位の口径である。ケック財団からの資金援助によりKeck-Iが1993年に、Kec […]

2017年08月26日 観測天文学

減衰幅

自然幅ともいう。減衰輪郭を参照。

2017年08月26日 観測天文学

減衰輪郭

ガス粒子(原子や分子)からの放射や吸収によるスペクトル線の形状(線輪郭)は、古典的には外部電場による電子の強制振動子モデルにより表される。このとき、放出・吸収される光子の反作用による減衰効果によりスペクトル線には幅が生じ […]


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*ローレンツ関数とガウス関数の形状の違い