分光標準星
よみ方
ぶんこうひょうじゅんせい
英 語
spectroscopic standard stars
説 明
見かけの明るさが波長ごとに正確に求められており、分光観測データの波長感度校正を行うために用いられる恒星のこと。分光測光標準星ともいう。分光標準星としては、強い輝線や吸収線がなく、全体的になめらかな連続スペクトルを持ち、しかも孤立した恒星が望ましい。そのような条件を満たすものとして、孤立した白色矮星やA型主系列星などが選ばれている。F型星以降の晩期型の恒星は、多数の金属吸収線によって複雑なスペクトルを示すため、分光標準星としては適さない。標準星も参照。
2018年03月06日更新
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