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スペックル干渉計

 

よみ方

すぺっくるかんしょうけい

英 語

speckle interferometer

説 明

大気ゆらぎにより、星像は高速で変化するさまざまなスペックル形状として観測されるが、非常に近接した連星のスペックル像は、単一の星のスペックル像を少しずらして異なる明るさにして重ね合わせたものとなる。この場合、スペックル形状は時間とともにランダムに変化しても、2つのスペックルがずれて重なっている(干渉している)という状況は残るため、多くのスペックル画像から共通する空間周波数成分(スペックルの強度比とずれ量に相当する)を抜き出して合成できれば、スペックルの影響を除去した連星の状態が明らかとなる。この手法で高い角分解能を得る装置をスペックル干渉計という。数学的にはフーリエ変換や統計処理などの技法が必要となる。

 

2018年09月04日更新

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    近赤外線でのスペックル干渉計の例
    近赤外線でのスペックル干渉計の例。左図のようなスペックル像378枚を処理して再合成した像が右図。像周辺に回折リングが見えていることから、回折限界像が得られていることがわかる。
    https://www.mpifr-bonn.mpg.de/146926/speckle_mov より転載。