スノーライン
よみ方
すのーらいん
英 語
snow line
説 明
原始太陽系星雲あるいは原始惑星系円盤において、水(H2O)が気相で存在する領域と固相で存在する領域との境界。雪線あるいは氷雪限界線とも呼ぶ。
スノーラインの内側では岩石や金属が固体惑星(地球型惑星)の材料物質となるのに対し、外側では氷が加わって材料物質量が増大するため、質量の大きな原始惑星の形成が可能となる。巨大な原始惑星は重力によって周囲の原始惑星系円盤ガスを取り込むため、スノーラインが固体惑星と巨大ガス惑星(木星型惑星)・巨大氷惑星(海王星型惑星)の境界となると考えられている。原始太陽系星雲においては中心星からおよそ2.7 天文単位(au)離れた場所にスノーラインが存在すると考えられている。太陽系形成論も参照。
2022年01月10日更新
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