クォーク
よみ方
くおーく
英 語
quark
説 明
陽子や中性子などのハドロンの基本構成要素でアップ(u)、ダウン(d)、ストレンジ(s)、チャーム(c)、トップ(t)、ボトム(b) の6種類がある。このうち u と d は電子や電子ニュートリノとともに第1世代に属し、s と c はミューオン($\mu$)およびミューニュートリノとともに第2世代に属する。残りの t、b はタウ粒子($\tau$)、タウニュートリノ($\nu_\tau$)とともに第3世代に属する。
反粒子であるアンチクォーク($\bar{\rm u}$ のように表す)は、クォークと結合して中間子となる。各クォークはスピン 1/2 のフェルミ粒子であり、バリオン数 1/3 を持つ。また、赤青緑(RGB)という3種類の色(カラー)の自由度を持つが、色を持った状態を単体で取り出すことはできない。たとえば、陽子はuud、中性子はuddのように3つのクォークによって構成されるが、各クォークにRGB各色が当てはめられ、全体としては無色になっているのである。キャビボ-小林-益川理論も参照。
2023年04月18日更新
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