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ナル干渉計

 

よみ方

なるかんしょうけい

英 語

nulling interferometer

説 明

太陽系外惑星の直接撮像など、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を検出するために、明るい天体の光だけを干渉によって打ち消し合って光強度をゼロにする(実際には大幅に弱める)装置。ヌル干渉計と表記されることもある。 2つの独立の望遠鏡を用い、その片方からの光の位相を半波長ずらして他方と干渉させることにより明るい天体の光強度を大幅に弱めることができる。このとき、すぐ近くの暗い天体からの光の位相ずれは半波長ではないので消えることはない。1つの望遠鏡主鏡に2つの開口を設けることによっても実現できる。また、ステラーコロナグラフ の焦点面に半分の光の位相を半波長ずらす光学素子を置いて明るい 天体の光を打ち消し合うナル干渉型コロナグラフも同様の原理に基づいている。干渉計も参照。

2024年06月02日更新

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    ナル干渉計の原理 (Credit: ESA 2002/Medialab)