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地球接近小惑星

高

よみ方

ちきゅうせっきんしょうわくせい

英 語

near-Earth asteroids

説 明

小惑星のうち、近日点距離が小さく1.3 au(au は天文単位)以内に入るもの(地球軌道に近づく軌道をもつもの)を地球接近小惑星(地球近傍小惑星、近地球小惑星とも呼ばれる)と呼ぶ。英語の頭文字を取ってNEAと省略されることもある。地球接近小惑星の多くは、小惑星帯(メインベルト)にあった小惑星が木星土星との共鳴関係などの力学的な効果によって軌道の離心率が大きくなり、近日点距離が1.3 au 以下になったものと考えられている。
地球接近小惑星は、近日点距離、遠日点距離、および軌道長半径に従って、アモールグループアポログループアテングループアティラグループの4つに分類されている。2019年5月の時点で20,000個以上の地球接近小惑星が発見されている。地球接近天体も参照。

2022年09月12日更新

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    アモール、アポロ、アテン各グループの小惑星の典型的な軌道(クレジット:ESA、原図に和訳を追加)
    http://www.daviddarling.info/encyclopedia/A/Apollo_group.html より。
    地球接近小惑星の4つのグループとその典型的な軌道(NASA, JPLの以下のサイトの原図を部分和訳)
    https://cneos.jpl.nasa.gov/about/neo_groups.html