局所的日震学
よみ方
きょくしょてきにっしんがく
英 語
local helioseismology
説 明
日震学の一分野。日震学は太陽の固有振動数を精密測定し、これを基にした内部構造診断を行う手法を中心に発展した。これに対して局所的日震学では、たとえば波動場の自己相関関数(または異なる観測点における振動の相互相関関数)を使って波動の局所的な伝播時間を測るなど、波動の局所的な伝播に関する測定を行って、これを基に太陽内部の局所的な音速異常やプラズマの流れを推定する。これまでに黒点の周囲の構造を測定する試みがなされているほか、子午面還流や超粒状斑にともなうプラズマの流れ場の測定などの成果がある。
2018年03月10日更新
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