ガリレオ探査機
よみ方
がりれおたんさき
英 語
Galileo
説 明
アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機。1989年10月に打ち上げられ、1995年から2003年までの間、木星と衛星、磁気圏などの観測を行った。1995年12月の木星到着時には、プローブを木星大気に突入させ、大気組成や構造を計測した。金星、地球のフライバイを用いて木星まで到達する間に、金星、地球、月のほかに小惑星ガスプラ、イダを観測した。1994年7月にはシューメーカー-レビー第9彗星の木星衝突を観測した。地球からは木星の裏側になる衝突地点をガリレオ探査機からは観察することができた。高利得パラボラアンテナを展開できなかったため、データ通信量が非常に限定された(毎秒100ビット程度で当初予定の1000分の1)。ガリレオ衛星の詳細地形など、多くの新しい成果を挙げた。その中でも、衛星ガニメデの自己励起磁場の存在は、予想していなかった大発見である。
2018年03月10日更新
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