大気減光
よみ方
たいきげんこう
英 語
atmospheric extinction
説 明
地球大気中の分子による大気吸収と、ダストなどの微粒子による散乱の効果を足し合わせた、大気による減光量。可視光では大気吸収はほとんどないが、大気中の分子やエアロゾルと呼ばれる大気中に浮遊する微粒子により散乱を受け、エアマス(空気関数)に比例した大気減光が発生する。散乱の効果は短波長の青い光ほど大きくなるため、昼間の空は青く、夕日は赤く見える(散乱がなければ、昼間でも空は黒く星が見え、夕日の色も白色のままとなる)。大気の透明度は1から大気減光量を引いた値として定義され、これを大気透過率と呼ぶ。
2018年03月22日更新
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