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WIMP

 

よみ方

ういんぷ

英 語

Weakly Interacting Massive Particles (WIMP)

説 明

(Weakly Interacting Massive Particle) 冷たいダークマターの候補とされる仮説上の粒子。電磁相互作用強い相互作用は働かず、重力相互作用弱い相互作用のみ働くものと考えられている。
安定で電荷を持たず、弱い相互作用のみに関与し、質量が数10 GeV以上と重いため、これまで未発見の粒子であると考えられる。宇宙初期の高温高密度状態で生成され、宇宙が膨張するにつれて熱平衡から外れ、宇宙の質量の大きな部分を担うダークマターとなり、宇宙の構造形成に関与しているとされる。超対称性理論で予言されるニュートラリーノなどがその候補とされている。加速器による探索や、宇宙線中に直接探索する実験、WIMPが対消滅して発生するガンマ線ニュートリノなどの二次粒子中にその痕跡を間接的に探す実験などが行われているが、これまでの探索では発見されていない。

2019年05月13日更新

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    極めて弱い相互作用を行う粒子Super-WIMP(上:スピン0の擬スカラー 粒子、下: スピン1のベクトル粒子)と電子の反応の強さを表す結合定数(縦軸)と粒子の質量(横軸)。赤線は今回の探索により、この線より強い(上の)結合定数を実 験的に否定したことを示す。
    http://www.ipmu.jp/ja/node/1998