パロマーシュミット望遠鏡
よみ方
ぱろまーしゅみっとぼうえんきょう
英 語
Palomar Schmidt telescope
説 明
パロマー天文台にある口径48インチ(122 cm)のシュミット望遠鏡。1987年にサミュエルオシン-シュミット望遠鏡という愛称がつけられた。今日まで、実質上世界最大のシュミット望遠鏡として活躍している(口径ではドイツのタウテンブルグ天文台にある口径134 cmのものが世界最大だが、これはシュミット専用望遠鏡ではない。また、1973年に完成したオーストラリアにあるUKシュミット望遠鏡(UKST)は、基本構造はオシン-シュミットのコピーで口径も同じである)。ヘール望遠鏡と同じ1948年に完成した。翌年の1949年から56年にかけて、アメリカ地理学協会の出資によって全天サーベイ(パロマー天文台スカイサーベイ)を行った。さらに、1987-99年にかけて第2次サーベイを行った。写真観測の時代が過ぎて、2003年にシュミット望遠鏡用の161メガピクセルのCCDカメラが開発され、現在はこれを用いてさまざまなサーベイ観測が行われている。
パロマー天文台ホームページ:http://www.astro.caltech.edu/palomar/homepage.html
2019年10月03日更新
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