ジオット彗星探査機
よみ方
じおっとすいせいたんさき
英 語
Giotto
説 明
1986年に回帰したハレー彗星に接近して観測するため、1985年7月2日にヨーロッパ宇宙機関(ESA)が打ち上げた探査機。1301年に出現したハレー彗星を描いたイタリアの画家ジオットにちなんで命名された。1986年3月14日にハレー彗星の核から600kmまで接近して彗星核の撮像に成功して、ダストの成分分析などを行った。最接近の瞬間ダストの大粒子が衝突して、アンテナが地球から逸れたため、地球との交信が一時的に途絶えた。その後、カメラ以外の観測機器は駆動することがわかり、1992年7月、グリッグ-シェレルップ彗星に200kmまで接近して観測を行った。
2018年03月12日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。