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2dF銀河赤方偏移サーベイ

 

よみ方

つーでぃーえふぎんがせきほうへんいさーべい

英 語

2dF Galaxy Redshift Survey

説 明

アングロ-オーストラリア望遠鏡多天体分光器 2-degree Field(2dF)を付けて1997年から2001年まで行われた銀河赤方偏移サーベイ。2-degree Field Galaxy Redshift Survey を略して 2dFGRSと略称される。UKシュミット望遠鏡による南天のサーベイ観測で得られた写真乾板のデジタル処理(APM サーベイ)で検出された銀河のうち、19.5等までの22万個の銀河の赤方偏移を測定した。スローンデジタルスカイサーベイに先駆けて結果を出し、広天域の銀河の赤方偏移サーベイに大きなインパクトを与えた。

2020年06月19日更新

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    * 2dF銀河赤方偏移サーベイとスローンデジタルスカイサーベイ。
    出典:Okamura, S. 2020, 'A Historical Overview of Galaxy Surveys', IAU Symposium, 341, 1
    APMサーベイで検出された銀河の天球上の分布。この中から2dF銀河赤方偏移サーベイの対象が選ばれた。
    出典:Okamura, S. 2020, 'A Historical Overview of Galaxy Surveys', IAU Symposium, 341, 1