おとめ座W星型変光星
よみ方
おとめざだぶりゅーせいがたへんこうせい
英 語
W Virginis variable
説 明
脈動型変光星の一種で、種族 IIの天体。タイプIIセファイドともいう。HR図上では主系列から赤色巨星に向かう赤色巨星分枝にあたり、セファイドよりも主系列に近い。セファイドと同じように周期-光度関係を持つが、同じ変光周期のセファイドの1/4の明るさしかない。このため、M31で発見した、おとめ座W星型変光星をセファイドと見なしていたハッブル(E. Hubble)は、M31の距離を実際の半分程度しかないと見積もっていた。しかし、後にバーデ(W. Baade)が星には2つの種族があることを発見し、M31の距離が2倍程度遠い値に修正されたことで、多くの観測的矛盾が解消された。
2020年01月04日更新
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