Virgo干渉計
よみ方
ばーごかんしょうけい
英 語
Virgo Interferometer
説 明
2007年から観測を開始したイタリアとフランスを中心にした全世界的重力波検出プロジェクト。イタリア・ピサのカシーナに設置されている、直交する基線長3 kmの巨大なレーザー干渉計を用いた重力波検出器である。反射鏡によって実効長 120 km を実現している。
周波数レンジは10 Hz-10 kHzで、天の川銀河内およびおとめ座銀河団までの距離にある銀河で起きる超新星や中性子星の合体で発生する重力波をとらえることができる。
高感度を実現するために、超安定レーザー、高反射率の鏡、地面の振動からの分離、超高真空、高精度アラインメント制御などで高い技術を実現している。2017年8月にLIGOとともに史上4例目の重力波の検出を報告した。KAGRA大型低温重力波望遠鏡も参照。
ホームページ:http://www.virgo-gw.eu/
2021年12月10日更新
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