天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2018年02月21日 理論

ローレンツ力

電荷をもつ粒子が速度で磁束密度の磁場中を運動すると、MKSA単位系で測ったときの力を受ける。これをローレンツ力という。電流密度がのとき、単位体積当たりに受ける力はとなるのでこの項をローレンツ力と呼ぶこともある。アンペール […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ROSAT衛星

ドイツがアメリカとイギリスの協力のもとに1990年6月に打ち上げたX線および極紫外線衛星。名前はRöntgen Satelliteに由来する。視野2度でエネルギー分解能を備えた検出器か、視野38分角で角度分解能2秒の検出 […]

2017年08月26日 観測天文学

ローテーションメジャー

回転量度のこと。英語をそのまま発音する「ローテーションメジャー」も広く使われている。ファラデー回転を参照。

2017年08月26日 人名

ロス卿

イギリスの天文学者(1800-1867)。本名はWilliam Parsons。大金属反射望遠鏡を作って、銀河の渦巻構造を発見した。英ダブリンのトリニティー大学とオックスフォード大学で数学を学んだ。アイルランドの広大な領 […]

2017年08月26日 人名

ローウェル

アメリカの天文学者(1855-1916)。火星の観測から火星人の存在を主張し、冥王星の発見へ導く探索活動を指導した。ボストンの名門に生まれ、ハーバード大学卒業後、日本、朝鮮を訪れ各所を旅行した。朝鮮、極東の魂、能登、オカ […]

2017年08月26日 観測技術

ローランド円

凹面回折格子の表面と同じ曲率半径を持ち、凹面回折格子がその一部となる円のこと。すなわち、ローランド円の円弧の一部に凹面回折格子の表面が置かれる形となるような円。ローランド円上で回折格子の斜め前方に入射スリットを置き、光を […]

2017年08月26日 観測技術

ロションプリズム

偏光プリズムの一種。ウォラストンプリズムを参照。

2017年08月26日 天文学史

六分儀

二つの物体間の角度、特に船上で水平線からの天体の高度を測定するためによく用いられる計器。望遠鏡と反射鏡を組み合わせて使うことで、天体と水平線を同一視野内で見られるようにし、視野内での両者の上下方向の位置が一致して見えると […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ロケデロスムチャーチョス天文台

スペインのカナリー諸島のラパルマ島、標高約2400 mのカルデラ火山の山頂にある天文台。カナリー天体物理学研究所が所有し運用する。正式名称はスペイン語だが、ラパルマ天文台と通称されることもある。スペイン、イギリスなど欧州 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ローウェル天文台

火星に強い関心を持った天文学者ローウェル(P. Lowell)が私財を投入して1894年に設立した天文台。アメリカ合衆国アリゾナ州フラッグスタッフにある。光学技術者クラーク(A. Clark)が1896年に製作した歴史的 […]

2017年08月26日 時と暦

六曜

先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つのこと。中国の民間信仰に由来するとされているがルーツは定かでない。14世紀に日本に伝わったとされるが、現在の六曜になるまでには多くの変遷があった。六曜のそれぞれには吉凶などの運勢が […]

2017年08月26日 理論

ロバートソン-ウォーカー計量

宇宙空間の各点は本質的に同等であり、宇宙には端も中心も特定の向きも存在しない、という宇宙原理を満たす一様等方宇宙の計量のこと。その計量での時空間隔 は と表すことができる。ここで、 は時間、 は空間極座標、 は空間の曲率 […]

2017年08月26日 理論

ローレンツ因子

特殊相対性理論において慣性系同士の座標変換はローレンツ変換であるが、相対速度 が大きいほどある系から見たとき別の系の時間の遅れや長さの縮みなどの相対論的効果が大きくなる。その目安を与えるのが ローレンツ変換に現れるローレ […]

2017年08月26日 理論

ローレンツ不変性

ローレンツ変換に対する不変性のこと。ローレンツ変換は、任意の2つの世界点 間の世界間隔 を不変に保つような時空座標変換である。 特殊相対性理論はローレンツ不変性を保つように作られている。

2017年08月26日 理論

ローレンツ変換

特殊相対性理論における慣性系間の座標変換。 どの慣性系でも微小座標間隔に対する次の組み合わせを不変に保つような座標変換として求めることができる。 この組み合わせを4次元線素という。たとえば、相対速度で方向に移動する2つの […]

2017年08月26日 銀河・銀河団

ローカルバブル

局所高温バブルを参照。

2017年08月26日 銀河・銀河団

ローカルホットバブル

局所高温バブルを参照。

2017年08月26日 理論

ロスランド平均不透明度

光の振動数に依存する吸収係数を、振動数に対して平均をとったもの。熱の輸送率に対する平均をとるために、プランク関数の温度微分を重みとして掛け、振動数に対して調和平均をとる。これにより、星内部の放射によるエネルギー輸送は温度 […]

2017年08月26日 太陽系

ロスビー波

中緯度の偏西風帯で励起され、大気中を西に進んで、1日程度で地球を一周する波。波長は数千kmにもなる。1日以上の時間スケールの気象の変化に重要な影響を与える。この波を維持する復元力は、コリオリ力が高緯度ほど大きいことによる […]

2017年08月26日 恒星

ローレンツ線輪郭

スペクトル線輪郭の成分の一つで、減衰部に対応するもの。ハイゼンベルク(W. Heisenberg)の不確定性原理によるスペクトル線の広がり(自然幅)や、スペクトル線形成に関わる原子(あるいはイオンや分子)と他の原子などと […]

関連画像

*(a)フォークト輪郭の例。スペクトル線輪郭のドップラー部に対応するガウス関数と輪郭部に対応するローレンツ関数(太い線)、およびその両方がたたみ込まれた場合(細い線)。図に示すσはガウス関数の標準偏差,γはローレンツ関数のスケールパラメータ。
*(b)太陽に見られる吸収スペクトル線の線輪郭の例。この中性マグネシウムによる吸収線は非常に強く、中央のドップラー部に加えて減衰部の吸収も発達している。
岡村・家・犬塚・小山・千葉・富阪編『天文学辞典』、シリーズ現代の天文学別巻(日本評論社)p. 358