スーパーミラー
よみ方
すーぱーみらー
英 語
supermirror
説 明
多層膜X線反射鏡において、多層膜の周期長を表面近くでは広く、内側に行くほど狭くなるよう変化させると、低エネルギーのX線は表面近くで、透過力のある高エネルギーのX線は内側で反射され、単純な多層膜に比べ、有効に反射するX線のエネルギー範囲を広くすることができる。これをスーパーミラーあるいは多層膜スーパーミラー(multi-layer supermirror)と呼ぶ。硬X線領域(10-100 keV)での撮像観測を可能にする技術として、次世代のX線天文学 衛星に利用される予定である。
2018年12月18日更新
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