サルピーター
よみ方
さるぴーたー
英 語
Salpeter, Edwin Ernest
説 明
サルピーター(Edwin Ernest Salpeter;1924 - 2008)は、オーストリア生まれで、10代でオーストラリアに帰化し、主にアメリカ合衆国で活躍した天文物理学者。シドニー大学で数学と物理学を学び、イギリスのバーミンガム大学でルドルフ・パイエルスのもとで学位を取得した。1948年からコーネル大学で、ハンス・ベーテと核物理学や天文物理学の分野で研究を行った。星の内部での核反応による起源(特に3個のヘリウム核から炭素が生成される三重アルファ反応)の研究や、後年にはダークマターや銀河・星団の形成にも取り組んだ。原子の相対論的束縛状態に関する方程式(ベーテ・サルピーター方程式)や、恒星の質量と生成速度との関係を示す初期質量関数(サルピーター関数)などに名前が残っている。1973年にイギリス王立天文学会ゴールドメダル、1987年にブルース・メダル受賞。
参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/edwin-salpeter
2024年03月15日更新
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