プランクスケール
よみ方
ぷらんくすけーる
英 語
Planck scale
説 明
ニュートンの万有引力定数 $G$ , 光速度 $c$、換算プランク定数 $\hbar$( $\hbar=h/2\pi$, $h$はプランク定数)の3つの基本物理定数を組み合わせて、長さ、質量、時間の次元を持つ量を計算することができる。これらはそれぞれプランク長、プランク質量、プランク時間と呼ばれ、われわれの自然界を特徴付けるスケールとなっており、総称してプランクスケールと呼ばれる。具体的には、プランク長は
$$\sqrt{\hbar G/c^3} \approx 1.62\times 10^{-35}\,{\rm m}$$
であり、これよりも小さいスケールでの現象は現在の物理学では記述できず、量子重力理論が必要であると考えられている。
また、プランク質量は
$$\sqrt{\hbar c/G}\approx 2.18\times 10^{-8}\,{\rm kg}$$
プランク時間は
$$\sqrt{\hbar G/c^5} \approx 5.39\times 10^{-44}\,{\rm s}$$
である。
2023年04月14日更新
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