ピクデュミディ天文台
よみ方
ぴくでゅみでぃてんもんだい
英 語
Pic du Midi Observatory
説 明
ピレネー山脈のピクデュミディ山(標高2877m)の山頂にある天文台。フランス-ミディ-ピレネー天文台の一部である。1873年に建設された気象観測施設がその前身である。天文台の建設は1878年に開始され、1882年に開所式を迎えた歴史ある天文台である。口径2mのベルナールリオ望遠鏡をはじめとして、惑星観測用の1m望遠鏡、太陽コロナグラフやいくつかの太陽観測装置が備え付けられている。世界で最も太陽観測に適したサイトの一つで、特に午前中から午後の早い時間にかけては、非常に良いシーイング(0.3秒角に達することもある)が長時間安定する。太陽観測以外には、惑星表面の観測、金星の回転周期の決定、アポロ計画のための準備観測などで有名である。1952年にケーブルカーが開通し、今では観光地ともなっている。
ホームページ:http://www.obs-mip.fr/
2019年09月14日更新
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