雑音等価電力
よみ方
ざつおんとうかでんりょく
英 語
noise equivalent power
説 明
検出器の感度を表す指標の1つ。等価雑音パワー、あるいは英語でのnoise equivalent powerを略したNEPと表記されることも多い。具体的には、帯域1Hzで信号対雑音比が1となる入射電力のことであり、よく使われる単位はW Hz-1/2。主として遠赤外線検出器の性能を表す場合に用いられる。
電波天文学でよく使われる感度の指標である受信機雑音温度 TRXとは
$$T_{\mathrm{RX}} =\frac{\mathrm{NEP}}{\sqrt{2}k_{\rm B}\sqrt{B}} ~\mathrm{[K]}$$
で換算可能である。ここで、B は観測する周波数帯域幅、kB はボルツマン定数である。
2023年05月14日更新
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